昭和３０年代よりこの地､都電荒川線梶原にて初代院長が耳鼻咽喉科を開すでに3世代お付き合いのある患者さんも少なくない・・そういった馴染みの患者さんにも懐かしんでいただけるように､また歴史的経緯を損なわないために､配電盤や長椅子､外の植え込みなど局所に開院当時のものを残す努力もいたしました｡とくに夕方はお子様連れの患者さんが医院の前の道路をふさいでしまい､近隣の方々にご迷惑をおかけいたしましたが､医院の向かい側には少数ながら駐輪場を設けさせていただき､多少なりとも緩和することができました。業し､近隣の方々の､みみ･はな･のどの診療一筋に勤しんで参りましたが､建物の老朽化によりこのままでは医療行為を継続することは困難と判断､平成18年11月に耐震補強と内装のリニューアルを行いました｡
耳鼻咽喉科の診療所として､患者さん一人一人の要望に可能な限りお応えすることをモットーに､電子カルテをはじめ､電子内視鏡や日帰り手術のための器具などはほぼ最新のものを多く取り入れましたまた反面より患者さん方に優しく､居心地の良い場所であることも目指しました｡以前と反対側の日当たりのよい場所に待合室を移動し､二重窓を用いることは冷暖房効率を上げたことは エコブームにも一役買っています｡さらに高齢社会に対応すべくバリアフリー構想を盛り込んだ形になりましたので､混雑時以外には車イスで診察室までお入りいただけるようになりました｡
北嶋医院の患者さんの多くは北区、荒川区または足立区よりお越しですが､なかには他の区や東京都清瀬市さらに西は神奈川横浜市や川崎市､北は埼玉と栃木の県境､東は千葉県八千代市､南は東京都とはいえど船か飛行機などでわざわざおいでいただく島に在住の方々もいらっしゃいます｡遠方よりお越しの皆様にはさらに申し訳なく思い､待ち時間をよりリラックスして過ごしていただくよう大小の水槽を配置いたしました｡トイレのスペースは広く取り､オムツ替えも可能にしました｡
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